私は身内に障がい者が2人います。
私自身産まれてすぐ1万人に1~2人しかならない「新生児細菌性髄膜炎」という病気になり、死亡率20%、生きたとしても障がい者になる確率が高いと言われた生い立ちがあります。
※【新生児細菌性髄膜炎について】
無治療の場合,新生児細菌性髄膜炎の死亡率は100% ~中略~ 治療が行われる新生児細菌性髄膜炎の死亡率は5~20%である。~中略~ 生存した乳児の20~50%では神経学的後遺症(例, 水頭症, 難聴, 知的障害)
しかも、私が産まれる前にお腹の中で天国に旅立った子供が2人いたんです。
姉か兄かもわからない2人の命を背負って産まれ
20%で亡くなると言われ
障がい者になる確率が高いと言われ
それでも奇跡的に健常者として産まれた自分
親は子供を2人育てる予定でした。
歳の離れた姉がいるので、天国に行った2人のどちらかが産まれていたら僕はこの世にいない。
20%の確率に当たっていれば、産まれてすぐ亡くなっていた。
そんな死線をくぐり抜けても、障がい者になっていた確率が高い。
そこまでして健常者として産まれたなら、天命を持って障がい者の社会貢献にこの命を使うべきなんじゃないか。
今も残っている背中の髄膜炎のアザを見るたびにそんな想いが頭を巡ります。
小さい頃から犬がいるのが当たり前の生活をしてきたため、犬が大好きで保護犬活動は昔からの夢でした。
就職活動で人格を否定され続けた結果、非定型うつ病と診断されて1年間引きこもっていた経験がありますが、障がい者手帳を持った経験はありません。
個人事業期間を含め、広告会社を9年経営してきた経験がありますが、福祉の経験はありません。
それでも、犬と障がい者の方が幸せに暮らせる空間を作りたい。
そんな想いから36歳で障がい者グループホームの立ち上げを決心しました。
奇しくも、私の親が障がい者になったのも、30代の時でした。
未熟者の私ですが、理念や考え方に共感して一緒に働いてくれる方・利用者の方のご応募をお待ちしております。